2月21日(土)の「遊びの会」のこと。
あれから半年近くもたってしまったのに、今でも、心の中で温かく息づいている。
凹みそうになるときに、あのときの参加者の皆さんが生き生きと心から楽しそうに詩で遊んでいる写真を見ると、新鮮な気持ちが蘇ってきて、今でも晴れ晴れとしてくる。
2月21日(土)、鈴木真理子さん主催の「遊びの会」のワークショップに参加した。テーマは「詩で遊ぼう」!ずーっと書きたかったのに、まとまった時間とエネルギーがなくて書けず、今日やっと紹介できるのが、嬉しいっ♪
詩人で映像作家の鈴木志郎康さんと詩人で小説家のねじめ正一さんがゲストだった。作家を目の前にして、それぞれの詩をもとに、いろいろ遊ばせてもらった。
私は少々遅れてしまい、ウォーミングアップの時間には出られなかったのが残念だったが、日頃馴染んでいる詩ということもあって、すぐにリラックスして参加できた。少人数で、アットホームな会の雰囲気が大好きだ。
(以下は鈴木真理子さんの「おさらいメニュー」のメールをもとに書かせていただきます。)
①いろいろな声だし
15人くらいの参加者で椅子を円にして座り、お二人の詩の中から気になるフレーズを、それぞれの読み方で声を出してリレーしていく。私はねじめさんの『ひとりぼっち爆弾』(思潮社)の登場人物である「あーちゃん」を「あー、あー、あー、あー、あーちゃんじゃないの」と言った。「あー、あー、あー、…」と「あ」を連ねて声に出したら、けっこうカタルシスがあった。母音のせいだろうか。「あ」だけにエネルギーや湧いてくる気持ちを吹き込めたような気がして、やった!って気分だった。
②シュールリアリズム的ペーパーズ、声だしバージョン
志郎康さんとねじめさんの詩を一行ごとにばらばらに切った紙が全部で300片(!)床に散らばっている。文字を見ないようにして手探りで紙片を拾い、4人1組のグループごとに発表した。。思わぬ詩の行が思わぬ方向に進んでいき、さらに、それぞれの読み方の違いがハーモニーになって、不思議な言語空間ができる。私は志郎康さんの「いたずら赤ちゃん」を引いた時に、思わず1960年代始め頃に流行した「こんにちは赤ちゃん」の歌をまねてしまい、我ながら「なに、どうしちゃったの??ふ、古い!!」と内心驚愕し、2回目は違う読み方をした(汗)。表現って、その人そのものが思わず出てしまうものなのね…。恐ろしい。。。。
③お気に入りの詩を選んでグループで表現する。
私は鈴木志郎康さんの「つり皮」(『やわらかい闇の夢』(青土社))を3人グループで読むことにした。行ごとに誰がどのように読むのか決めていった。詩については読みなれているところがあるので、他のお二人の方に対して主導権を握ってしまいそうで申し訳ない旨を伝えた。「どうぞ、どうぞ」と気持ちよく言ってくださったので、恥ずかしかったけど意見を出した。他のお二人の方もいろいろ言ってくれたので、助かった。行によって分担したり群読をしたりして工夫した。「四本の指を入れて握っている」という言葉が入っているところは群読をした。志郎康さんが「四本の指、というところがキーワードだから嬉しかった」と感想を言ってくれたので、とてもカンゲキした。(優等生ってこんな気持ちかな?)「(一緒のグループになった)ヒロヒロさんがダンスをする人なので、もっと動作が入るのかなと思ったわ」と笑顔で真理子さんが言ったのを聞いて、あ、ヒロヒロさんに遠慮させてしまったぁ…と反省した。そして、ヒロヒロさんが動作を入れるとしたらどの行でどんな動作を入れるのかなー、とあれこれ想像した。それもまた楽しく、今度は絶対動きも入れてみたいという意欲が湧いた。
④ねじめさんがソロで朗読をした。(一言、嬉しい!!)
⑤鈴木志郎康さんとねじめ正一さんのお話を聞いた。
とてもフランクに詩の話、詩人の話をしてくださった。ねじめさんが便器の上でふんどしで朗読したのは志郎康さんのアドバイスからだったという。そこから、志郎康さんの映画の中で、ねじめさんは、全裸で電車の座席に座り、詩を朗読した話などもしてくれた。また、言葉と意味についてのお話があった。朗読を聞いて作者として感じたことなども話してくださり、時間がいくらあっても足りない感じだった。私としては、鈴木志郎康さんとねじめ正一さんの2ショットを肉眼で間近に見られたことが、ほんとにほんとにカンゲキだった。
あ~、楽しかった!!!
真理子さん、志郎康さん、ねじめさん、ほんとにほんとにありがとうございました♪
「詩で遊ぼう」の詩と詩集
ねじめ正一さん8篇
『広告詩』マドラ出版1987より「マグドナルド」「国際基督教大学」「牛乳シャンプー」
『ひとりぼっち爆弾』思潮社より「もしもがないの」「壊れてないよ」「パン」「春ですね」
『あいうえおにぎり』偕成社より「あいうえおにぎり」
鈴木志郎康さん8篇
『手と手をこするとあつくなる』(ひくま出版1996より)
「手と手をこするとあつくなる」「いたずら赤ちゃん」「ひみつ」「くろい手」
『やわらかい闇の夢』青土社1974より「「つり皮」
『声の生地』書肆山田2008より「ダンスの中にむちゃくちゃに」「雨の朝の朝顔の花」
「蟻を水に流す」
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